来週、恋人が隣町に引っ越してくる。

 

ゴミ捨てなどの説明があるから、日曜日は隣町にいるよと言うので、ついでに遊んでもらうことに。一緒に説明聞く?と言われたけど、コメダでモーニング食べて待ってると返した。薄情だと思われただろうか。

 

モーニングを食べ終えたところで、説明が終わったと恋人から連絡があったので待ち合わせ。

 

新しいアパートはどこ?見てみたいと言ったら、こっち!と意気揚々と案内してくれたものの、歩けども歩けども着かない。どうやら反対方向に進んで来たみたい。地図見てたのに。私も方向音痴なので、責めない。

 

少し歩いたら東京メトロの駅があったので、「まあ、たまにはメトロを使ってあげないとね」などと2人して偉そうに話す。暑くてくたびれていたので、地下へ向かう途中の風が涼しくて気持ちよかった。

 

そのままメトロに乗り込んで、恋人が今住んでいるアパートに向かう。私は恋人の住む町もアパートも結構気に入っているので、ここから引っ越してしまうなんて、と名残惜しい気持ち。でも隣町に来てくれるのはもちろん嬉しい。

 

お腹が空いたので、おいしいインドカレー屋で日曜ランチセットを食べた。外は露出オーバーみたいな明るい晴れ。お店の中は薄暗いけど、大きな窓が開け放たれていて、緑がよく見えるし、風がそよそよと入ってくる。

 

ここ、やっぱりいいねと話しながら待った。店長さん1人で切り盛りしていて、しかもいつもかなり不機嫌なのだけど、カレーは文句なしにおいしいから、お店はいつも混んでいる。

 

食べ終わり、アパートで冷たいお茶をいれよう、ということで食器屋に寄ったら北欧の食器類がたくさん!しかもほとんど40%オフ。いいな、いいなと眺めていたら、ナイスミドルな店員さんが「お嬢さん、ぜひお手に取ってご覧下さい」と声をかけてくれた。お嬢さん、ですって、ふふ。

 

恋人が選んだのはArabiaのカップだった。いいねぇと言ったら私にも同じものを買ってくれた。とても嬉しい!

 

食器屋からアパートまでは5分くらい。途中のコンビニで氷を買い、アパートでさっそくほうじ茶をいれ、氷を浮かべて飲んだ。私が持ってきた、芋カステラをお茶うけに。

 

ここはいいアパートだったねとか、食器屋さんすごく感じよかったねとか話していたら、恋人はちょっと頭が痛いと言って昼寝を始めた。

 

私は、床に落ちていた「美しい元素」という本を読んで過ごす。

 

『人間は、いや世界そのものが、こうした星のかけらでできているのです。』

 

という文がとても気に入ったので、メモした。

 

恋人はお腹の上で綺麗に手を組んで、すやすやと眠っている。(…という内容を本当は昨日書いたのだけど、アップしようとしたら全部消えてしまったので、そのままふて寝しました。)